ルフトハンザ、新会社「Yilu」を設立

新たな旅行プラットフォームの構築目指す

　ルフトハンザグループとルフトハンザイノベーションハブは新たな旅行プラットフォームの構築を目的とした新会社「Yilu」を設立した。複数の企業により提供されている旅行サービスやモビリティサービスを単一のプラットフォームに統合する仕組みの開発を目指す。将来的にはホテルや航空会社、旅行会社といったパートナー企業が旅行やモビリティに関する多様なオファーにアクセスし、その内容を自社アプリやウェブサイト上に簡単に表示できるようにする。
　新会社はタクシー配車アプリ「mytaxi」と最初のパートナーシップを構築。mytaxiをユーロウイングスのアプリに統合した。これによりユーロウイングスの利用者はアプリ経由でmytaxiの空港送迎サービスを予約できるようにした。これにより、フライト情報に基づき最適なタイミングでタクシーに乗ることができるような仕組みを整えた。
　今後は、年内にも大手旅行会社との連携をスタートさせる。さらにプラットフォームの技術開発に向けて、現在25人で構成されているYiluチームについて、2019年夏までに人員を倍増していく計画だ。