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成田10月、アジア増と国内LCC好調で旅客10月最高に
外国人旅客は69ヵ月連続増、国内旅客も増加
成田国際空港会社(NAA)がまとめた成田空港の10月運用状況は、アジア線、台湾線、韓国線の増便や、国内線の新規就航によって、航空旅客および発着数ともに10月として最高となった。増加の一途を辿る国際線の外国人旅客については、2013年2月から69ヵ月連続で前年同月を上回り、こちらも10月最高となった。
成田10月の国際線旅客は前年同月比6%増の298万6978人で10月最高となり、そのうちの日本人旅客が8%増の119万664人、外国人旅客が8%増の149万8080人、通過客が8%減の29万8234人となった。外国人のみならず日本人旅客も大きく伸びて、旅客増につながった。国内線旅客は、LCCの新規就航と新千歳線が好調だったことで1%増の61万8414人と、前年同月を上回った。そのため、合計の総旅客数は5%増の360万5392人と、10月として最高の人数となった。
発着数については、国際線が4%増の1万7476回で、うち旅客便が4%増の1万5166回、貨物便が前年同月並みの1985回、その他が48%増の325回だった。主にアジアを中心とした旅客便が好調で、10月最高となった。国内線発着数は前年同月並みの4520回で、そのうち旅客便が前年並みの4382回、貨物便が31%減の49回、その他が33%増の89回。LCCの新規就航が増加要素となったが、一部路線で減便があり、前年並みに留まるも微増で10月最高となった。そのため、総発着数については3%増の2万1996回となって、10月として最高となった。