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2024.03.08

WING

米空軍、共通“シャーシ”で生まれた「XQ-67A」初飛行

 自動車産業の考え方で迅速・安価に無人機開発・製造

 

 米空軍研究所航空宇宙システム部門は2月末、カリフォルニア州パームデール近郊のジェネラル・アトミクス・グレイ・ビュート飛行運用施設において、固定翼無人機「XQ-67A」の飛行に成功したことを明らかにした。
 この「XQ-67A」は、第2世代の自律型共同プラットフォーム(ACP)の1号機。AFRL航空宇宙システム部門の自律型共同プラットフォーム能力主任を務めるダグ・メアドール氏は、「信頼できる手頃な価格の機体を提供することを目的とした初の低コスト無人機であるXQ-58Aヴァルキリーの成功に続くもの」であると説明。「XQ-67Aは航空機の設計、製造、試験における共通シャーシを実証するもの」であることを明かした。
これにより、手頃な価格で高度な能力を有する機体を、迅速に配備することができるようにするとした。

 

※写真=自動車業界の共通シャーシを利用する考え方を利用して無人機を開発。その第1段となるXQ-67Aが初飛行した(提供:米空軍研究所)

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