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2024.03.12

WING

HIEN、屋外環境で「HIEN Dr-One V2B」浮上試験成功

 HIENエアロテクノロジーズは去る3月1日に、屋外環境における飛行機型の無人航空機「HIEN Dr-One V2B」によるハイブリッド浮上試験に成功した。
 同社は2023年からガスタービン発電機の地上試験を開始し、同年6月には離陸重量100kgの原理実証機「HIEN Dr-One V1」により、世界初のガスタービンハイブリッド自立浮上を成功させるなど、実験を重ねてきていた。
 HIENエアロテクノロジーズが開発を進めているガスタービンハイブリッドは、バッテリーの数十倍の密度を持つ高効率のガスタービンハイブリッド電力供給システムを用いることで、電動のみでは不可能な飛行距離と飛行時間、高い稼働率を実現することを目指した機体だ。さらに、発電能力を有することで、万一の災害時には給電することもできるようにする。
 「HIEN Dr-One V2B」の最大離陸重量(MTOW)は100kg、最大航続距離が180kmで、最大貨物積載量20kg、そして最大外部電源供給量は5kVAhだ。

 

※写真=屋外環境における浮揚試験に成功した「HIEN Dr-One V2B」(提供:HIEN)

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