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2024.03.12

WING

成田、空港特殊車両へ次世代燃料RD搭載開始

4台の車両で実証、24年度にも本格導入へ

 成田国際空港会社(NAA)は3月11日、空港の特殊車両へ次世代型バイオ燃料である「リニューアブルディーゼル(RD)」を導入する実証実験を開始した。まずはNAAとグループ会社が保有する消防車、給水車、医療用機材搬送車、給油ローリー車の計4台へ搭載して、車両への影響を確認するほか、供給体制の構築へ向けた検証を行うことで、2024年度から軽油車両全体へ導入拡大を目指す考えだ。
 RD導入に向けた国内空港の取組みは、羽田空港や北九州空港に続く3例目。前例の対象車両が商用トラックや空港バスであり、空港内を走る特殊車両が対象となるのは成田が初となる。成田の実証実験では、RDを毎月約1000リットル調達して対象の4台へ搭載する。この取組みだけでも排出される二酸化炭素を年間約20トン削減する効果が見込めるという。