記事検索はこちらで→
2024.03.14

WING

東レ、従来比10倍のイオン伝導ポリマー膜開発

 ドローンやAAMの航続距離拡大に期待

 

 東レがイオン伝導度を従来開発品比10倍に向上した次世代電池用イオン伝導ポリマー膜を開発することに成功した。このポリマー膜を活用することで、全固体電池や空気電池などの金属リチウム負極電池の実用化を加速することが期待される。それにより、例えばドローンやeVTOLなどの先進エアモビリティ(AAM)、電気自動車の航続距離が拡大することに繋がることになりそうだ。
 ドローンやeVTOL、電気自動車など、さまざまなモビリティが電動化することにより、リチウムイオン二次電池(LIB)は更なる高エネルギー密度化が求められている。そうしたなか、負極として最も高い理論容量を持つ金属リチウムを、リチウムイオン二次電池の負極に用いた次世代電池の開発が進められている。

 

※画像=従来の開発膜と今回開発に成功した開発膜の位置付け(提供:東レ)

お試し価格で全文公開中