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2018.11.30

ウイングトラベル

Airbnb、民泊対応型住宅の展開に着手

第1弾を東京・西日暮里に、7389万円で販売

 Airbnb(エアビーアンドビー)はプロデュース事業を展開するオレンジ・アンド・パートナーズ(ORENGE)、不動産業者のオープンハウスと協業し、民泊の受け入れを前提とした住宅の販売に乗り出す。第1弾として東京都荒川区に3階建て3LDKの住宅を建設し販売を行う。新たに開発した住宅は住民と民泊利用者で別々の玄関を設け、互いのセキュリティーを確保するとともに、コミュニケーション創出を生み出す設備を作るなど、ゲストとホストともに快適に交流を楽しめる空間を演出した。同社は今回の住宅の展開を始めとして、民泊をより円滑に受け入れられる環境を整備していくことで、さらなる市場拡大につなげていきたい考えだ。
 今回新たに開発した住宅は「ORENGE DOOR」として展開する。住宅の全体コンセプトを企画したのは、熊本県のキャラクター「くまモン」の生みの親として知られる放送作家の小山薫堂氏が代表を務めるORENGE。そこにAirbnbが民泊に関する知見を、オープンハウスが建物の施工と設計、販売をそれぞれ手がける。

 

 ORENGE、オープンハウスと共同で企画
 宿泊者専用の玄関を設置、和モダンの客室演出

 みずほ銀行、初の民泊向け住宅専用ローン開発
 一定条件で宿泊施設部分も含めた借入が可能に

 

※写真=「ORENGE DOOR」物件の外観、住民と宿泊者用の玄関が分かれているのが特徴だ

 

※写真=宿泊者スペースのイメージ、和モダンテイストを取り入れた

 

※写真=発表会の模様。写真左からオープンハウスの鎌田和彦副社長、Airbnb Japanの田邉泰之代表取締役、オレンジ・アンド・パートナーズの軽部政治副社長