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2018.12.03

WING

GA、「アベンジャー」と「ガーディアン」をPR

開発した機体を国際航空宇宙展で猛アピール

 ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズアジア太平洋担当国際戦略開発リージョナルディレクターのケネス・ラビング氏が11月28日、同社が開発したジェットタイプの遠隔操縦航空機「アベンジャー」および「ガーディアン」(MQ-9)について、「ターボプロップのMQ-9 と比べると、アベンジャーはジェットタイプであることから速度が速い。さらに5万フィートまで上昇することができる」と、その優位性を強調。一方で、「アベンジャーの滞空時間は24時間。MQ-9は48時間飛行することができる」とし、「必要に応じて、現場に急行しなければならないようなケースではアベンジャーが、長時間の観測ミッションにはMQ‐9が向いている」との見方を示した。
 さらに、「ペイロードで多くの電力を供給しなければならない場合や、重たいものを搭載するときにはアベンジャーの方が優位」とし、ミッションの特性に応じて「アベンジャー」と「ガーディアン」それぞれが独自の能力を発揮することができることに言及した。
 ちなみに、アベンジャーについてラビング氏は「飛行制御ソフトウェアとペイロードを制御するソフトウェアを別にしていることから、仮に新たなペイロードを搭載したとしても、何事もなかったように機体を飛ばすことができる」とし、新たなペイロードを搭載したとしても、機体の飛行制御系をいじることなしに飛ばすことができることに言及。その上で、「この機体は様々なペイロードを搭載することができることから、将来的にはレーザーやジャミングなども取り付けることができるなど、様々な役割を果たすことができる」と話した。

 

※写真1=ジェネラル・アトミクスが開発したジェットタイプの遠隔操縦航空機「アベンジャー」(撮影:嶋田康宏)