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2024.03.25

WING

大韓航空、A350を初導入、計33機

旺盛な需要対応、ESG経営推進も

 大韓航空は3月21日、エアバスとの間で33機分の受発注契約を締結したことを発表した。契約の内訳はA350-1000が27機、A350-900が6機。カタログ価格で137億ドルの契約に達する。ちなみに、大韓航空にとってA350は初導入となる。
 大韓航空は、「A350-1000を活用すれば、1万6000km飛行することができる」としており、これは「仁川-ヨハネスブルク間を飛行する事が可能な航続距離」であるとの認識を示した。一方、A350-900は最大1万5370kmの航続距離を誇り、仁川-ニューヨーク線を飛行することができるとした。
 なお、大韓航空はフリートの近代化を加速しており、A321neoを50機、787-9型機を10機、787-10型機を20機、そして737-8型機を30機、計143機の機材を新規に取得する予定だ。
 これらの航空機を活用し、成長する旅客需要への対応を深化するほか、環境に優しい低燃費機材を導入することでESG経営を推進する構え。

※画像=大韓航空がA350の導入を決定。画像はA350-1000(提供:大韓航空)