記事検索はこちらで→
2018.12.03

ウイングトラベル

露サンクトペテルブルク、日本でセミナー開催

オーロラとの組み合わせ、体験型素材も紹介

 ロシアのサンクトペテルブルクより観光ミッションが来日、先日都内ホテルでセミナーとワークショップを開催した。セミナー冒頭、ミッションを代表してサンクトペテルブルク観光開発委員会のナナ・グヴィチヤ副会長が挨拶し、「サンクトペテルブルクはロシアの文化的な首都と言っても過言ではない」とアピール。またロシア大使館領事部のアレクサンダー・ボンダレンコ参事官が「ロシアと日本の友好関係が進むことで、日本からの観光客が増えることに期待したい」と述べた。セミナーでは、冬を含め、通年観光可能な点や、北極圏に位置するムルマンスクでのオーロラ体験とのコンビネーション、さらに民芸品マトリョーシカ人形の絵付けやロシア料理作りといった体験型素材の紹介が行われた。
 サンクトペテルブルクへ訪れる観光客は、2014年の630万人から2017年は750万人まで増加、日本からも「順調に数を伸ばしている」とのこと。数で見ると、2016年は8万7700人、2017年は10万2000人(プルコヴォ空港到着人数)で、国別では既に直行便が飛ぶ中国(2017年:147万8000人)、韓国(2017年:25万4000人)に次ぐアジアで3番目となる。また先ごろクルーズ船またはフェリーでの到着客に対して72時間のビザなし入国が認められており、来年には国連世界観光機関(UNWTO)の年次総会が開催される予定だ。

 

 日本への直行便実現を希望

 

※写真=左からサンクトペテルブルク観光開発委員会グヴィチヤ副会長、ロシア大使館領事部ボンダレンコ参事官