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2024.03.27

ウイングトラベル

★TCSA、添乗員の待遇改善と質の向上を両立

 通常総会開催、実態調査も推進

 

 日本添乗サービス協会(TCSA)は3月26日に「2024年度通常総会」を開催した。総会では23年度の活動や収支決算の報告が行われたほか、24年度の事業計画と収支予算について審議を行い原案通り承認された。総会後に本紙などとの取材に応じた金澤悟会長は、コロナ禍を経て会員会社の所属添乗員数が大きく減少していることや高齢化傾向が進んでいることを挙げた上で「添乗員の労働条件の改善とより良い添乗サービスの実現につながる取り組みを推進していくことが重要だ」と述べ、行政や旅行関連団体などに対し待遇改善に向けた働きかけに力を入れていくことに加え「インバウンド検定」の推進などを始め、添乗員の質的向上につながる施策にも力を入れていく考えを示した。

 

 TCSA会員企業所属の添乗員数、コロナ禍で26%減少
 平均年齢は51.6歳、高齢化進む