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2018.12.03

ウイングトラベル

スペイン政観、日本人長期滞在プロモ積極展開

地方単位のPR活動強化、若者向け企画も拡充

 スペイン政府観光局のマジ・カステルトルツ日本・韓国・台湾地区局長は本紙とのインタビューに応じ、2019年は日本人訪問客誘致促進に向けて、地方に関するプロモーションの強化や若年層向けの企画に力を入れていく方針を明らかにした。スペインへの日本人訪問客数はイベリア航空による直行便の就航などアクセス性が向上したことにより、訪問者数、消費額とも上昇基調にある。そうした良い流れを持続させていく上で、来年は地方単位の観光ワークショップの機会を増やし、新たな観光素材のPRを強化する。また、ここ最近増加傾向にある若年層の誘致を強化するためのキャンペーンを積極的に打ち出していき、訪問者数の上積みにつなげていく考えだ。
 スペインへの日本人訪問者数は2017年に44万4000人となり、前年からはやや落ち込む結果となった。しかし、18年の日本からの誘致状況についてカステルトルツ日本局長は「現状の実績には満足している状況」と述べ、堅調に推移している点を強調した。

 

 日本人客の誘致拡大で冬場の観光需要取り込み
 スペイン単独での周遊ツアー造成推進へ働きかけ

 

■スペイン観光推進局主催のワークショップ開催
3年ぶりの実施、13社・団体が参加

 

※写真=スペイン政府観光局のマジ・カステルトルツ日本・韓国・台湾地区局長