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2024.04.09

WING

石川県馳知事が県内自衛隊増強など要請

拠点の輪島分屯基地・能登空港で機能強化

 石川県の馳浩知事は4月8日に防衛省を訪れ、県内の自衛隊態勢の強化を訴える要望書を鬼木誠副大臣へ手渡した。今年1月1日に発生した能登半島地震において、石川県では現在も復旧・復興に向けた取組みを加速化させている。その中で自衛隊による支援が不可欠であることが改めて分かったとして、防衛省・自衛隊に対して2点を要求した。
 1点目は震災直後から支援拠点として機能する輪島分屯基地と能登空港の機能強化だ。馳知事はこれまで、2つの施設を拠点として自衛隊による救命救助、物資の支援のほか、道路警戒、給水、給食、入浴といった各種支援が展開されてきたことに謝意を示しつつ、施設の重要性を強調。「改めて今後の危機管理体制を決めていく上でも、能登空港と輪島分屯基地が極めて重要な役割を果たすという認識を持った」とし、その上でぜひとも「輪島分屯基地の隊員の増強あるいは機能強化と、能登空港においても防衛省にとっては何らかの機能強化をお願いしたい」と述べた。