ウイングトラベル
★サービス連合、24年春闘「一定の手応え」
27組合が定昇+ベア5.0%の賃上げ合意
サービス・ツーリズム労働組合連合会(サービス連合)は4月11日に記者懇談会を行い、2024年春季生活闘争(春闘)の交渉状況の経過について報告を行った。サービス連合によると3月末時点で44組合が賃上げについて合意。そのうち34組合はベースアップに相当する「実質的な改善分」を獲得することで合意した。さらに27組合についてはサービス連合が目標に掲げた定期昇給+実質的な改善分で5.0%以上の上積みで合意したことを明らかにした。コロナ禍を経て業績が上向いたことに加え、人手不足問題の改善に向けた経営側の移行が反映されたこと。さらに賃上げに対する世論の後押しが現時点の交渉結果につながった格好だ。今後は中小企業による春闘が本格化する中でサービス連合は「一定の手応えを感じている」とするとともに労働環境の持続的な改善に向けて積極的に活動していきたいとした。
ホテル・レジャー業中心に賃金改善の動き
一時金も33組合が合意、夏期一時金で約16%上昇