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23年度緊急発進は669回、減少も特異な飛行確認

7割以上占める中国、ロシア機は領空侵犯も
統合幕僚監部が発表した2023(令和5)年度の緊急発進実施状況は、前年度よりも109回少ない669回の発進を行ったとして、2013年度以降の最近では緊急発進回数がおおむね700回超の高い水準となっており、日本周辺で諸外国軍用機による活発な活動が継続しているとして、防衛省・自衛隊では警戒感を強めている。
そのうち、推定も含め中国機に対して行った緊急発進は約72%で、前年よりも96回少ない479回だった。約26%を占めたのがロシア機に対するもので、回数が24回増加の174回となり、その他の航空機が約2%となった。
※図=23年度に公表した中国機・ロシア機の行動図(提供:統合幕僚監部)
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