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2024.04.30

WING

フィンエアー、エストニアのタルトゥ線1カ月運休

 今月も2度のGPS妨害発生、ヘルシンキにUターン

 フィンエアーは4月29日(現地時間)、同日から5月31日までの1カ月間、ヘルシンキとエストニアのタルトゥを結ぶ路線を運休することを発表した。これはGPS信号を必要としない代替アプローチソリューションをタルトゥ空港に導入するための措置だと説明した。
 これまでタルトゥ空港への進入は、GPS信号に基づいて行われていた。ところがロシアによるウクライナ侵略以降、同地域ではGPS干渉が激しくなった傾向があり、航空機の進入や着陸を妨げる可能性があるなど、危険が高まっていた。こうしたGPS干渉問題は深刻な問題となっており、国際航空機関(ICAO)や国際民間航空協会(IATA)などでも取り上げられている。