ウイングトラベル
ドイツ観光局、デジタル対応一層強化へ
SNSに加え、ロボットやVRも積極的に活用
ドイツ観光局は12月5日、恒例となった旅行業界やメディア関係者を集めたクリスマス懇親会を開催した。イベントで登壇した西山晃日本・オーストラリア地区統括局長は2018年の日本人のドイツ訪問客数の動きについて「目標として設定していた3%増に近いレベルとなりそうだ」という見通しを示した。今年は食をテーマとしたプロモーションに力を入れ、SNSを通じて消費者向けに積極的なPRを行った。また、旅行会社のパッケージツアーでも食をテーマとしたツアーが増加するなど新たなドイツの魅力を発信できたことで訪問者数の上積みにつながった点を強調した。
2019年は、音楽をテーマとしたプロモーションを中心に展開する。ドイツ関連のさまざまな音楽イベントにあわせてプロモーションを行うほか、富裕層をターゲットとした企画を検討していく。また、ドイツの本局主導で進めているデジタル化への取り組みも力を入れていく、SNSを通じてインフルエンサーを活用した情報拡散を積極展開するほか、VR(仮想現実)やロボット技術などを使った新たな取り組みも展開していく方針だ。
18年訪問者数、当初目標の3%増達成見通し
食文化のプロモーションが一定の成果
「#音楽の国ドイツ」で富裕層市場開拓
インフルエンサーと連携した活動も強化
デジタル対応で800万円の予算を追加投入
観光局ツイッターフォロワー数3.4倍増に
※写真=ソーシャルメディアに加え、ロボットやVR活用などデジタル対応を一層強化する