出光、合成メタノールプロジェクト開発のHIFに出資

　2035年に国内外拠点で50万トン規模の供給体制構築

　出光興産は5月13日、南米・北米・豪州などで合成燃料（e-fuel）・合成メタノール(e-メタノール)のプロジェクト開発を行う米国のHIF Global（HIF社）に対して、1億1400万ドルを出資することを発表した。HIF社に対する日本企業の出資は、出光興産が初めて。
　出光興産は今後、合成燃料およびカーボンニュートラル燃料やその原料等として汎用性の高いe-メタノールの国内外におけるサプライチェーン構築を推進していく方針で、2035年に国内外の拠点において50万トン規模を目安にe-メタノールの供給体制を構築することを目指す計画にあることを明かした。