ボーイング、KC-46AのフェーズII受油機認証試験完了

F-15Eとの試験で9機種への給油試験終わる

　ボーイングは12月3日、KC-46Aペガサス給油機プログラムが、エドワーズ空軍基地からのF-15E戦闘機との数週間にわたるフェーズII受油機認証試験飛行を完了したと発表した。ボーイングと米空軍のチームは2018年4月以降、F-16、KC-135、C-17、A-10、KC-10、KC-46、B-52、F/A-18の各機種との受油機認証試験を完了している。
　受油機認証試験の間、KC-46と受油機は異なる速度、高度、形態で各機種の給油可能領域にわたり能力と適用性を確認した。空軍と空中給油認証局は現在、各機種についての最終的な認証に向けた試験データと文書作業のレビューを実施している。受油機認証試験飛行は3700飛行時間を超え、飛行中に400万ポンド以上の燃料が給油されている。
　今後、フェーズIII受油機認証試験が2019年にエドワーズ空軍基地で予定され、この試験では更に受油機の機種が追加される予定という。

※写真=受油機認証飛行試験としてF-15Eに空中給油を行うKC-46A（提供：ボーイング）