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2018.12.07

WING

三菱重工、H3で英インマルサット衛星打ち上げ

民間から初のH3打ち上げ受注に成功

 三菱重工は、英国のインマルサット社との間で、現在開発中の次期基幹ロケットH3を使って、インマルサット社の衛星を打ち上げることに合意した。H3の打ち上げは2020年度からスタートするが、インマルサット社の衛星打ち上げは2022年以降を予定しており、
 三菱重工によれば、同社にとって、インマルサット社への打上げ輸送サービスは2017年の契約発表に続き今回が2件目。海外顧客への打上げ輸送サービスとしてはH-IIAロケットで5件に続き、6件目の受注となった。ちなみに三菱重工は、インマルサット社から同社が2020年以降の運用開始を計画する第6世代通信衛星(Inmarsat-6)シリーズ初号機の打上げ輸送サービスを現行の基幹ロケットであるH-IIAで受注するなど、関係を深めてきていた。

 

※画像=三菱重工がH3の民間からの打ち上げを初受注。インマルサットの衛星を2022年度からスタートする(提供:三菱重工)