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NEC、旭川空港に「多言語音声翻訳サービス」を提供
訪日外国人観光客に対するおもてなし強化に貢献
日本電気(NEC)はこのほど、旭川空港ビルに訪日外国人観光客との接客コミュニケーションを支援する「多言語音声翻訳サービス」の提供を開始した。旭川空港は韓国からのチャーター便や台湾からの定期便などを利用した訪日外国人観光客が増加している。こうした中、さらなる施設の充実を図り、利用者の利便性を高めるため、今年11月22日に国際線ターミナルビルの供用を開始した。
旭川空港は従来の通訳者による接客に加え、国際線ターミナルビルの職員に専用の業務用小型端末を携行させ、同サービスを活用した接客を行う。これにより、訪日外国人観光客との円滑なコミュニケーションを実現し、顧客満足度向上を目指す。
今回提供したこのサービスは、情報通信研究機構(NICT)が開発した観光会話向けの高精度翻訳エンジンを活用し、日本語・英語・中国語・韓国語に対応した接客業向けの音声翻訳サービス。端末1台で双方向での会話が可能であり、翻訳/逆翻訳結果がテキストで確認できるため、安心かつ容易に会話を進められる。