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2024.05.20

WING

エンブラエル、ADPとル・ブルジェ周辺のAAM実装で協力

 水素機「エネルギア」実装へインフラ検討、eVTOL環境も整備

 

 エンブラエル、イヴ・エアモビリティー(イヴ)、そしてグループADPの3社が5月17日(現地時間)、グループADPが運営するパリ近郊のル・ブルジェ空港およびその周辺地域において、先進エアモビリティ(AAM)の実装に向けて、エンブラエルおよびイヴの事業とパリ・ル・ブルジェ空港の施設を強化することを目的としたイノベーションに焦点を当てた覚書(MOU)に調印したことを発表した。
 ル・ブルジェ空港は、パリ航空ショーが隔年で開催されており、今年のパリ五輪では、各地を結ぶeVTOLの拠点としても白羽の矢が立っている。
 そうしたなか3社が締結したMOUでは、エンブラエルの航空機整備業務を強化すると共に、同社が開発を進めているハイブリッドおよび水素航空機「エネルギア」(Energia)ファミリーの開発・実装に向けたインフラ整備の検討を進めていくほか、イヴが開発しているeVTOL運用を後押しすることなどが目的だ。この提携によりル・ブルジェ空港は航空クラスターとして、さらには脱炭素における先駆的な空港としての地位を確固たるものにするとした。

 

※写真=エンブラエル、イヴ、そしてグループADPの3社がAAMの開発・実装に向けて覚書。ル・ブルジェ空港を拠点に水素、電動、ハイブリッドのインフラなど検討(提供:グループADP)

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