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2024.05.24

WING

ベンチャーの補助スーツが空自百里基地で活用

 イノフィス、作業効率向上で人手不足など対応

 東京理科大学発ベンチャーのイノフィス(東京都八王子市、乙川直隆社長)は、身体の負担を軽減するマッスルスーツを航空自衛隊百里基地へ提供した。これは昨年9月に防衛省・経済産業省で行った安全保障分野におけるスタートアップとの意見交換会がきっかけとなって自衛隊への導入が実現した。スーツの導入によって、航空機翼面での整備や物資の運搬など、特に腰の負担が大きい作業において、疲労軽減効果が期待される。
 百里基地で導入したスーツは、中腰作業をアシストする「マッスルスーツSoft-Power」が10着、圧縮空気による人工筋肉が補助する「マッスルスーツEvery」が2台、腕上げ作業をガススプリングでアシストする「マッスルスーツGS-ARM」が2台の合計14台となっている。