エアバス、研究拠点「エアバス・テックハブ・ジャパン」開設

　素材・脱炭素・自動化中心にパートナーシップ構築

　エアバスは5月23日（仏現地時間）、日本における研究拠点「エアバス・テックハブ・ジャパン」を、今年度中にも都内に開設することを発表した。主要な研究分野として、新素材開発、脱炭素技術、自動化の3分野に焦点を当てる。
　エアバスによると「エアバス・テックハブ・ジャパン」はラボを設置して研究をするような拠点ではなく、日本各地に存在する様々な技術を発掘することを目指す。
　これまでもエアバス・ジャパン内にフランス本国と日本を繋ぐスタッフが配されていたが、「エアバス・テックハブ・ジャパン」では専任の担当者を設置して、技術の発掘やトゥールーズ本社との橋渡しを強化する狙いだ。これにより航空宇宙分野における研究開発およびイノベーションを促進するパートナーシップを日本で構築することを目指し、次世代航空機の開発に向けた技術革新を推進する方針だ。