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2024.05.29

WING

予備自衛官制度創設70周年祝い記念行事実施

 森下陸幕長、自身での志願に「心から感謝」

 陸上自衛隊は5月23日から27日まで予備自衛官制度創設70周年事業を行い、一般から自衛隊活動へ参加する同制度の記念となる年を祝った。期間中には各方面隊から選抜された予備自衛官約60人が集結し、長年にわたって訓練への参加を継続する隊員の表彰式を行った。また朝霞駐屯地では災害派遣のための訓練などを行い、自衛官として活動できる能力の研鑽に励んだ。
 24日に防衛省で行った表彰式では、森下泰臣陸上幕僚長が訓示を述べ、企業などで勤務する中でも自身の意思で志願して予備自衛官となり、招集訓練に励んでいることに「心から敬意と感謝を表したい」と激励した。また日本周辺では戦後最も厳しく複雑な安全保障環境となっていることから、普段一般社会で活動する予備自衛官と危機感を共有することが重要だとしつつ、予備自制度創設70年目の今年が防衛戦略3文書の防衛力整備計画2年度目であり、自衛隊では「陸上防衛力を急速かつ確実に整備する極めて重要な年度」として取り組んでいることを強調した。

※写真1=永年勤続者表彰の様子