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2018.12.10

WING

埼玉・熊谷市で複座グライダーが墜落

上昇姿勢取れず、搭乗者は腰椎骨折

 運輸安全委員会によると、去る12月9日15時10分頃、埼玉県熊谷市の妻沼飛行場を離陸した個人保有の複座式グライダーが、上昇姿勢に移行することができず、機首から地面に衝突する事故が発生した。機体が破損したほか、搭乗者は腰椎骨折の重傷を負っており、運輸安全委員会は航空事故に該当するとしている。
 事故を起こした機体はアレキサンダー・シュライハー式ASK13型(JA2152)。同機はアレキサンダー・シュライハー社が製造する機体で、訓練などに人気が高い機体だ。
 事故機は離陸後、上昇姿勢に移行することができず、機首から地面に衝突、機体が破損した。前述したように、搭乗者は腰椎骨折を負う重傷。機体は機首下面などが損傷しており、運輸安全委員会が詳細を確認中だ。なお、運輸安全委員会は、航空事故調査官3名を現地に派遣して、調査にあたっている。