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2024.06.05

WING

中国偵察・攻撃無人機が沖縄と宮古島間往復

 無人機飛行活発化させる中国、緊急発進で対応

 統合幕僚監部は6月4日、中国軍のTB-001偵察・攻撃型無人機1機が沖縄本島と宮古島間を往復して飛行したことを発表した。この日本領空付近の飛行に対し、航空自衛隊では南西航空方面隊などの戦闘機を緊急発進させて対応した。
 同無人機による日本領空への接近は当日午前から午後にかけて行われ、東シナ海方面から飛来して沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋へ至った。奄美大島沖まで飛行した後、反転して再び沖縄本島と宮古島の間を通過し、東シナ海へ飛行した。
 中国の無人機による飛行は近年目立ってきており、最近では去る5月27日に対領空侵犯措置としては初めてとなるWL-10偵察・攻撃型無人機を確認した。無人機での活動を活発化させる中国の動向に対して、防衛省・自衛隊では警戒感を強める。

※写真・図=4日に確認した中国軍のTB-001偵察・攻撃型無人機と行動図(提供:統合幕僚監部)