記事検索はこちらで→
2024.06.05

WING

トキエア、水素機のフォッカー・ネクストジェンと協力覚書

 カーボンゼロ実現へ水素エコシステム構築で協力

 新潟空港を拠点に運航をスタートしたトキエアを傘下に持つTOKI Aviation Capital(TOKIAC、トキアビエーション・キャピタル)は6月4日、オランダのフォッカー・ネクストジェンとの間で、パートナーシップを締結する覚書を締結したことを発表した。
フォッカー・ネクストジェンは、液体水素を動力とするリージョナル機の開発・製造を目指しており、トキアビエーション・キャピタルとしては、トキエアの運航で培っている知見などを、フォッカー・ネクストジェンの機体開発に提供する。
 今後、燃料の生産・流通・貯蔵に不可欠な水素エコシステムに関与するパートナーの選定など、両社の知見とネットワークを活用し、航空機運航全般のCO2排出削減のための取り組みを推進・加速させていく方針だ。
 フォッカー・ネクストジェンは、120~150名乗りの単通路機を開発することを目指しており、その飛行距離は2590km(1400海里)を計画している。その機体の最大の特徴は液体水素燃焼(LH2)、持続可能な航空燃料(SAF)などを活用することができるようにする。