エアバス、AAM実装へ欧州ヘリ運航会社アヴィンシスと協力

　ミッションプロファイル定義、EMSや捜索救難なども視野に

　エアバスは6月5日（現地時間）、欧州のヘリコプター運航会社であるアヴィンシス（Avincis）は、先進エアモビリティ（AAM）の開発提携に関する覚書に調印したことを発表した。両社は欧州全域でeVTOLの運航機会を模索するべく協力する方針で、欧州および域外におけるeVTOLのミッション・プロファイルの定義に取り組む。
　アヴィンシスのジョン・ボーグ最高経営責任者（CEO）は「eVTOLは当社の長期的なフリート戦略において重要な役割を果たし、これらの技術が進化し続けることで、現場でのリーチと能力がさらに向上する」とコメント。「エアバスは、この進化の最先端にあり、我々は最新の技術を如何に活用し、より持続可能なソリューションを世界中のEMSサービスに提供することができるか理解する上で、エアバスのチームと協力できることをうれしく思う」と述べた。