WING
新日本航空、訓練中に鹿児島山林に突っ込む
樹木にひっかかった状態に、死傷者なし
操縦訓練中の新日本航空のセスナ172P(JA4061)が6月9日11時06分頃、鹿児島空港の南東約2キロメートルの山林に突っ込んだ。機体は鹿児島空港南東の山中の樹木に接触し、そのままひっかかった状態となった。
当該機は鹿児島空港に向けて進入中、進入経路を逸脱。山中の樹木に接触して、止まった。国土交通省によれば、幸いにも死傷者は無かったものの、機体は左主翼などを損傷。その損傷程度は大修理を擁するものだとし、航空事故に認定された。
新日本航空は同日、「事故原因などの詳細は、不明」などとの声明を発表。「今後、事故原因の調査等には、全面的に協力することはもとより、弊社内におきましても徹底的に調査を行い、再発防止と、より一層の安全運航に努めていく」とした。
なお、この事故の発生を受け、運輸安全委員会は、航空事故調査官3名を担当調査官に指名した。