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スカンクワークス、AIで空対空迎撃シナリオ飛行実証
年内により複雑なシナリオの下で飛行実証計画
ロッキード・マーティン傘下のスカンクワークスが、アイオワ大学の「Operator Performance Laboratory」 (OPL)と連携し、空対空迎撃シナリオにおける人工知能(AI)の実証試験を行った。
ロッキード・マーティンによれば、AIをOPLの「L-29 Delfin」に搭載。AIは機体を操縦し、方位、速度、高度のコマンドを使用して戦術演習を繰り広げた。スカンクワークスのチームは、攻撃的・防御的なリスク態勢で仮想敵に対して、シミュレーションから実戦への移行テストを行った。
1フライトにつき8つのテストケースが実施され、標準的なドッグファイトから、アスペクト外の遭遇、ミサイル支援、ミサイル迎撃シナリオなど、さまざまな状況でAIエージェントを駆使した。
開発チームは、AIの学習行動がシミュレーションから実戦に綺麗に移行することに成功したとし、「AIエージェントが意図的かつ果断に行動しているように見えた」と評価した。
※写真=AIを搭載した機体で空対空迎撃シナリオを飛行実証(提供:ロッキード・マーティン)
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