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2024.06.13

WING

JAL鳥取社長、一連のトラブルに再発防止策

 意識の再徹底図り「安全を守り抜く」

 

 日本航空(JAL)の鳥取三津子社長は6月11日、度重なる安全上のトラブルに対応した再発防止策を国土交通省航空局へ提出した。これは去る5月27日に厳重注意を受けたことで、航空安全に対する意識の再徹底を図り、安全管理システムの見直しを行ったもの。会見に応じた鳥取社長は、発生した一連のトラブルを改めて陳謝すると、議論を重ねてまとめた再発防止策により「しっかりと安全を立て直して、社員一丸となって また安全を守り抜いていきたい」と述べ、信頼回復に向けて取り組んでいくとした。
 航空当局へ提出した再発防止策には、国内外で立て続けに発生した5件の安全上のトラブルについて、経営陣が率先して取りまとめを行ったと説明。その中で共通する事案として挙げたのは、現場でプレッシャーを感じていたこと。各現場に時間や人的なプレッシャーがあったとし、「安全を前提に業務を行うに当たって、環境的に整っていなかった」と述べた。そのため今後は時間的に余裕が持てるような取組みを推進していくとした。今後手法などを検討していく中で、まずは各スタッフが置かれた状況を確認した上で、一拍置いて声を掛け合う風土を醸成していくとした。

 

※写真=航空局から厳重注意を受けて再発防止策の提出について説明するJALの鳥取社長

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