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2024.06.19

WING

米国初の超音速旅客機工場、MRを組立プロセスに

 自動的にデータ収集、進捗状況監視や改善・修正

 超音速旅客機「Overture」の開発を進めているブーム・スーパーソニック(ブーム)で製造担当バイスプレジデントを務めているクリス・テイラー氏は先ごろ竣工したばかりの「Overtureスーパーファクトリー」について、「米国で初めて超音速旅客機を製造する工場」であるとの認識を示しつつ、「超音速旅行の復活に向けた大きな一歩だ。我々は文字通り道を切り開いている」と胸を張った。
 テイラー氏は同工場の特徴について、「我々は航空機の品質に特に重点を置く必要がある」との認識を示しつつ、「我々のアドバンスド・インテグレーション・テクノロジー(AIT)社製のツール・システムはすべての構造セクションの正確な位置決め、ジョイントの隙間を提供するように設計されている」とコメント。さらに「ドリルマシンを使用すると、穴の品質を監視および制御して、過剰な抗力を引き起こす可能性を抑え、ファスナーが突出するなどといった事態を最小限に抑えることができる」とした。