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2024.06.20

WING

富士山入山規制運用で「ココヘリ」用いた実証実験

 人流変化や新たな混雑箇所把握など山梨県と検証

 山や海での行方不明者の位置を特定する捜索サービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPANは、7月1日から富士山の吉田ルート(山梨県)において開始する登山規制において、「ココヘリ」の位置情報の提供による登山者の安全確保と人流データを活用した実証実験を行う。実証期間は9月10日まで、計72日間を予定している。
 「ココヘリ」は会員に専用の電波を発信する発信機を貸与し、山岳遭難時に受信機を持った民間提携ヘリコプターやドローン、民間地上捜索隊を出動させ、発信機と受信機の「直接通信」を用いて登山者の位置を特定することで、捜索時間を大幅に短縮できるサービスだ。携帯電話通信網に依存しない直接通信であることから、電波が届かない山岳地帯でも迅速に捜索することができる。現在、その会員数は17万人以上に達している。