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2024.06.25

WING

日本周辺で中国情報収集艦が続けて活動

 沖縄と宮古島間通過の一方、津軽海峡通過

 

 統合幕僚監部は6月24日、中国海軍の情報収集艦が複数、日本周辺で活動していることを発表した。22日には沖縄本島と宮古島間を太平洋側から東シナ海へ航行した。一方で23日から24日にかけて、日本海から津軽海峡を通過して太平洋へ向かった。いずれもドンディアオ級情報収集艦だった。
 沖縄と宮古島間を通過した情報収集艦(艦番号791)は22日17時ごろ、宮古島北東沖約110キロの海域を北西方向へ進んでいるところを確認した。その後、沖縄との間を通過して東シナ海へ進んだ。
 一方で津軽海峡を通過した情報収集艦(艦番号799)は23日23時ごろ、北海道松前町の大島沖南約50キロの海域を東方向へ進んでいた。その後24日にかけて津軽海峡を東へ進み、太平洋へ向けて航行した。この799番の情報収集艦は、21日に対馬海峡を通過して日本海へ入った艦艇と同一だったことを確認した。
 防衛省・自衛隊では、沖縄周辺で活動した中国艦艇に対して、海上自衛隊第2掃海隊(佐世保)の「やくしま」および第1航空群(鹿屋)のP-1哨戒機が警戒監視を行った。さらに津軽海峡を通過した艦艇については、海上自衛隊第1ミサイル艇隊(余市)の「わかたか」および第2航空群(八戸)のP-3C哨戒機が警戒監視を行った。