ウイングトラベル
★二階会長「観光産業の完全復活に取り組む」
ANTA総会、次期改選期までに会長退任表明
全国旅行業協会(ANTA)は6月27日、東京・永田町の都市センターホテルで第60回定時総会を開催し、2023年度事業報告、収支決算、2024年度事業計画、収支予算案を原案通り承認した。総会で挨拶に立った二階俊博会長は、「今年度は観光産業の完全復活をテーマに各種事業に取り組む」方針を示し、国内観光、訪日観光の地方への誘客を促進するとともに、観光産業従事者の生活安定・向上、オーバーツーリズム対策、海外旅行の回復など、観光産業が直面する課題に観光庁、関係団体と連携して取組むことを強調した。また、二階会長は衆議院議員の引退に合わせて、ANTA会長も引退する意向を示し、来年の改選期までに新会長が選考される。
ANTA会員は2019年の5643社をピークに、コロナ禍の影響で、20年5607社、21年5484社、22年5370社と減少を続けていたが、24年は5374社と微増し、漸減傾向に歯止めが掛かった。
※写真=全国旅行業協会(ANTA)定時総会を開催
国内観光、訪日インバウンドの地方誘客促進
地域発展に観光不可欠、その中心は観光産業