WING
成田5月、外国人・国内線旅客は5月最高に
国内含め325万人、17年水準まで回復
成田国際空港会社(NAA)は6月27日に5月の空港運用状況を発表し、国際線の外国人旅客数と国内線旅客数が5月として最高になったとした。全体の旅客数が325万194人になり、田村明比古社長が当日の会見で、300万人水準が「昨年12月以来6ヵ月連続で300万人超となり、5月の水準は2017年レベルまで戻っている」と説明した。
国際線旅客は近距離アジア線が好調で、前年同月比33%増(19年比13%減)の258万7811人になった。そのうち外国人旅客は前年比43%増(19年比18%増)の179万7502人であり、5月最高値を更新したほか、単月としても3位となった。日本人旅客は回復が遅く前年比35%増(19年比50%減)の57万971人と、コロナ禍前の半分程度。通過客は前年比19%減(19年比31%減)の21万9338人だった。
国内線旅客はコロナ禍前とほぼ同水準ながら、5月最高を更新。前年比10%増(19年比3%増)の66万2383人となった。
そのため、全体の航空旅客数は前年比27%増(19年比10%減)の325万194人となった。