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2024.07.01

WING

KAI、4.5世代機「KF-21」量産初号機の契約締結

 韓国国産戦闘機がいよいよ量産段階

 KAI(韓国航空宇宙産業)は去る6月25日、韓国国産戦闘機「KF-21」の量産第1号機について、韓国国防調達計画局と契約を締結したことを発表した。これは韓国国産の4.5世代戦闘機が、いよいよ量産フェーズに入ることを意味する。契約総額1兆9600億ウォン相当で、合計20機の「KF-21」とフォローアップ後方支援(技術マニュアル、訓練など)が含まれる。
 韓国戦闘機「KF-X」システム開発プロジェクトは、韓国空軍のF-4およびF-5戦闘機を更新し、将来の戦場作戦コンセプトを満たす第4.5世代戦闘機を開発するプロジェクトとして2015年にスタートしたもの。総開発期間は10年6カ月におよび、システム開発は2026年に完了する予定だ。2026年末から量産機の納入を開始し、韓国空軍が運用を開始する。
 KAIによれば、「KF-21」は現在、80%まで開発が完了しているとのこと。初期試験評価を通じて機体性能と安定性を証明しており、今回の最初の量産契約を締結した。