ウイングトラベル
★大阪で台湾観光セミナー・商談会・懇親会開催
旅博で来日、日本市場200万人へ旅行会社支援
台湾観光庁・台湾観光協会は7月1日、関西地区の旅行関係者を対象に台湾観光セミナー・商談会・懇親会を開催した。台湾からは現地旅行会社、ホテル、観光施設など、多くのサプライヤーが参加する台湾観光PR代表団が来日した。
今回の来日に当たり台湾観光庁は、「さあ、好奇心の旅へ。ビビビビ!台湾」のコンセプトのもと、日本市場に対して台湾観光誘致プロモーション展開するとともに、台湾観光ブランド3.0版として、「TAIWAN-WavesofWonder」(台湾魅力・驚き喜び無限大)をスローガンに新たなロゴマークを発表した。
台湾観光庁では、7月1日の業界向けセッションの前に、6月29日に「旅博2024 in 梅田」に出展、同30日に神戸で一般向けの台湾観光プロモーションを実施した。
7月1日の業界向けセミナーでは、台湾観光庁・台湾観光協会大阪事務所の洪維良所長が登壇し、日本マーケットの現状説明が行われた。それによると、2024年の日本から訪台旅行者数は海外旅行者全体の約11%に当たる160万人、コロナ前の72%の回復の見込みだが、目標は90%の回復に当たる200万人を設定しているとした。
この目標の達成のため、西日本マーケットのプロモーション戦略として、エージェント・サポート、個人旅行、修学旅行、大型クルーザーの4つを重点項目に上げた。
エージェント・サポートは、募集広告への支援、花蓮・台東空港チャーター便助成金、台湾インセンティブツアー奨励プログラム、FAMツアー、勉強会の実施を行うとした。
また、一般向けの個人旅行戦略として、個人旅行者に抽選で5000台湾ドル(約2万3000円)が当たるキャンペーンの実施。テレビCM、SNS、Tverなどを使って西日本全域にメディア展開を行う。
修学旅行では、まず花蓮地区で発生した地震について、台湾観光庁が4月12日に「台湾安心、安全宣言」を発表し、安心して修学旅行で台湾を訪れることができることを強調した。
大型クルーザーは、繁忙期に台湾から日本へのインバウンド旅行者が増えており、日本からの航空座席も予約が取りづらい状況のため、行きは沖縄からの片道チャータークルーズ船を利用し、帰りは航空便を使う方法を提案した。
セミナー後の商談会では、新しい観光スポットに加え、新装オープンしたホテル、リノベーションしたホテル、民宿などとの商談が行われた。参加した旅行会社からは、コロナ前から大きく変わった新しい台湾の観光情報を得ることができ、商品企画にぜひ役立てたいという言葉が多く聞かれた。
※写真=台湾観光庁・台湾観光協会大阪事務所の洪維良所長
※写真=商談会の模様
※写真=台湾観光の新ブランドロゴマーク