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ボーイング、スピリット・エアロシステムズ買収
品質改革へ大鉈、エアバスプログラムはエアバスに売却
ボーイングは7月1日(現地時間)、スピリット・エアロシステムズを買収する正式契約を締結したことを発表した。去る2005年、ボーイングからスピンオフされるかたちで設立されたスピリット・エアロシステムズは、ボーイング民間航空機部門において737型機および787型機の胴体部分のほか、フライトデッキセクションも担当。ほかに、エアバスのA350胴体部分および前翼スパー、A220の主翼など、エアバスの民間航空機関連の作業も担っている。
ボーイングはスピリット・エアロシステムズの企業価値を47億ドルとし、1株あたり37.25ドルで買収。スピリット・エアロシステムズの負債を含めた取引総額は、約83億ドルとなる。スピリット・エアロシステムズの普通株式1株は、ボーイングの普通株式0.18~0.25株と交換する。この取引は2025年半ばに完了する見込みだ。