ニデック、イヴに約29億円を出資

　エンブラエルとの戦略的パートナーシップ拡大

　ニデックの米国子会社であるニデックモータ（NMC）は7月1日（米国現地時間）、eVTOLの開発を進めているイヴ・エアモビリティ（イヴ）に対して2千万米ドル（約29億円）を出資することを発表した。
　ニデックとイヴは蜜月関係を構築している。昨年6月にイヴの親会社であるエンブラエルとの間で、合弁会社ニデックエアロスペースを設立することを発表。ニデックエアロスペースは、ニデック・グループの持つモータ技術とエンブラエルの航空機向け制御技術を組み合わせ、世界で競争力のあるアーバンエアモビリティ産業向け電機駆動システムを開発・製造することを目指している。ニデックエアロスペース製の電機駆動システムは、イヴに供給することが決まっている。
　ニデックが出資後も、引き続きエンブラエルが8割超の株式を握ることになり、イヴはエンブラエルの支援の下、機体開発と型式認証取得作業を進める。2024 年末までに飛行試験を開始し、2026年に型式認証の取得および量産開始を計画しているところ。

※この記事の概要
・地上整備マニュアルにニデックASI製充電器掲載
　マニュアル掲載で地上インフラにも商機拡大