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全国知事会、航空燃料安定供給で国に緊急要望
経済成長の妨げ、利用者利便も阻害
全国知事会は7月2日、尾﨑国土交通大臣政務官及び齋藤経済産業大臣に対して、「航空燃料の安定供給に関する緊急要望」を提出した。
要望書では、「航空燃料の供給量が不足しており、石油元売会社から航空会社への航空燃料の供給について困難な状況が生じている」ことに触れつつ、「航空会社に復便等の意向があるにも関わらず、航空燃料の供給不足が原因でこれに対応できないことは、経済成長のけん引役として期待されるインバウンド需要の回復を妨げ、空港利用者の利便性を阻害することになるため、早急に、国においてこの課題を解消いただきたい」とした。
具体的には「全国各地での製油所統廃合や航空燃料を国内各地へ運ぶ内航船の 不足、タンクローリーの人手不足など、考えられる供給不足要因を究明し、航空需要に即した航空燃料の安定的な供給ができるよう、必要な措置を早急に講じること」を求めた。
※写真=国土交通省に航空燃料の安定供給で緊急要望を行った(提供:全国知事会)