空自70周年の航空自衛隊、より緊張感持ってまい進

　激動のポスト冷戦期、時代の変化に柔軟に対応

　2024年、航空自衛隊は記念すべき創設７０周年を迎えた。この度、WINGのインタビューに応じた内倉浩昭空幕長はこれまでの航空自衛隊を振り返りつつ、今後の新たな組織のあり方について話してくれた。そこから聞かれた言葉は、お祝いムードはなく、より厳しい安全保障環境に突入したという責任感や使命感がみなぎっていた。新たな装備が増えると同時に、これまで経験したことのない任務も増えることになるが、着実かつ正確に次世代の「航空宇宙自衛隊」の名にふさわしい組織への変化に備えている。

※写真1＝内倉浩昭空幕長