WING
ホンダジェット藤野社長、自動・自律化を研究
バックアップ・パイロット概念で、ビジネスジェット利用拍車に期待
昨年、セスナを抜いて小型機カテゴリーで世界トップの引き渡し数へと躍り出たホンダ・エアクラフト・カンパニー。昨年暦年のデリバリー数は43機となっており、ホンダジェットの洗練されたデザインに世界が魅了されているかたちだ。最近ではANAホールディングスとタッグを組んで、ビジネスジェット市場拡大に向けた戦略的パートナーシップを締結するなど、これまで長きに亘り抜け出すことができなかった日本のビジネスジェット氷河時代に、終止符を打たんとしている。そうしたなか、ホンダ・エアクラフト・カンパニーは、ホンダジェットの更なる進化を如何に考えているのか−−−。藤野道格社長は現段階で「具体的なお話はできない」とした上で、「航空機は自動化が進んでいる。自動・自律化は、ホンダエアクラフトが主眼に取り組んでいる」研究テーマの一つであることを明らかにした。
藤野社長は「ホンダジェットに対する期待は大きい。欧米でも良く聞かれる」としており、欧米などでも”Next ホンダジェット”は大きく注目されているようだ。そうしたなか、現在、「追加機能として、自動化・自律化の研究を進めている」ことを明らかにした。
※写真=ホンダ・エアクラフト・カンパニーの藤野道格社長。ANAHDとの戦略的パートナーシップ締結するなど、日本のビジネスジェット環境に変革をもたらすことにも意欲的だ