潜水艦修理契約の不適切な疑いに防衛大臣指示

　特別防衛監察で隊員と契約相手との適正性など

　木原稔防衛大臣は、川崎重工業（KHI）との潜水艦修理契約における不適切な行為の疑いについて、防衛大臣指示として防衛監察監に対して特別防衛監察を行うよう指示した。さらに各機関長に対して、相手方と自衛隊員倫理法および自衛隊員倫理規程を踏まえた付き合い方が求められることを徹底するよう指示した。
　この2点の指示について、特別防衛監察については潜水艦修理に関する隊員と契約の相手方との関係や契約の適正性などの取り調べを行うこととした。その際に人事教育局長、海上幕僚長、防衛装備庁長官は、特別防衛監察の計画・実施に当たって所要の支援を行うこととした。また管下の職員に対する倫理法・倫理規定を踏まえた周知徹底については、現職で厳密には利害関係者に該当しない相手方との関係であっても、節度ある付き合い方を行うよう指示することとした。