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2024.07.10

ウイングトラベル

★職人技が光るドイツの伝統工芸素材をアピール

 ドイツ観光局、定例のウェビナーシリーズで訴求

 

 ドイツ観光局は、毎月定期開催しているウェビナーシリーズ2024の第4回目で「ドイツの伝統芸能」をテーマとして紹介した。ウェビナーではドイツならでは職人技が光る伝統工芸や伝統の食文化などについて紹介するとともに、ドイツが誇る歴史的な工房の1つであるマイセン磁器製作所の担当者がドイツ本国からリアルタイムで参加し、コロナ禍以降始まったものも含めた最新体験プログラムなどを紹介した。
 ドイツ観光局は今年の重点プロモーションテーマの1つとして「芸術と文化」を掲げている。今回のウェビナーではパッケージツアーだけでなくFITでも体験可能なコンテンツの1つとしてドイツの伝統工芸について紹介した。
 ウェビナー前半ではツアー造成におすすめの素材を紹介した。ドイツは長い歴史の中で職人が受け継いできた製品が数多く存在する。その中には黒い森エリアのカッコウ時計工房やヴァイオリン工房など「マイスター」と呼ばれる熟練の職人の仕事ぶりを間近に見ることができるものもあり、ドイツ観光局は「旅行プランにアクセントを持たせることができるのではないか」とアピールした。
 工芸品とあわせて「伝統的な食」についてもプレゼンテーションが行われ、クリスマスマーケットで食される定番のケーキである「シュトレン」やドイツ各地方ごとに個性を発揮するビール醸造所見学の魅力についても紹介した。

※画像=定例のウェビナーシリーズでドイツ各地の職人技や伝統工芸を紹介

 

 マイセン磁器工房は本国からプレゼン
 DIYプログラムなど魅力的なつ体験企画紹介

 

 ウェビナー後半ではマイセン磁器工房からツーリズムマーケティング担当のデニース・ジッペル氏がマイセン磁器工房の歴史や工房に併設する「マイセン体験ワールド」で楽しむことができるプログラムについてプレゼンテーションを行った。
 マイセン磁器は300年以上の間造形師や絵付け師などの職人技が引き継がれ、ドイツの最高級の職人技の象徴として位置付けられている。
 マイセン体験ワールドではマイセン磁器の制作に重要かつ必要不可欠な作業工程を日本語ガイドによる説明を受けながら見学することができるほか、絵付け体験では自分だけのマイセン磁器マグカップを作ることができるなど、ユニークな体験プログラムについて紹介した。
 このほか、体験ワールド内のカフェレストランでは最高級のマイセン磁器に盛り付けられたモダンな地方料理を味わうことができる点もアピールした。

※画像=ウェビナーで独自の体験プログラムなどを紹介するマイセン磁器工房のデニース・ジッペルツーリズムマーケティング担当