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2024.07.10

WING

酒井海幕長、自身の進退に言及せず事案調査

 複数の不祥事疑い、国民の信頼回復務める

 酒井良海上幕僚長は7月9日の定例会見で、特定秘密漏洩事案に関連する自身の引責辞任について、防衛省全体で特定秘密漏洩事案の調査を行っている最中だとして、現時点で「コメントは差し控えたい」と述べて、自身の進退には言及しなかった。
 酒井海幕長の進退については一部報道機関によって報じられているところ。今年4月に護衛艦「いなづま」の艦長が、特定秘密情報を扱う資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し、戦闘指揮所(CIC)で特定秘密情報を取り扱わせていたとして懲戒処分の対象となった。それが後に複数の護衛艦でも同様の事案が確認されたとして、酒井海幕長が辞任の意向を示したとしている。