記事検索はこちらで→
2024.07.11

WING

IATA、機内廃棄物組成監査プラットフォームが9月開始

 年360万トンの廃棄物、65%が飲食物、18%は手つかずの食品

 国際航空運送協会(IATA)は航空持続可能性フォーラム(ASF)と連携し、機内で発生する廃棄物組成監査(CWCA)プラットフォームが、今年9月に運用を開始される予定にあるとした。CWCA監査はすでに2回に分けて試行運用されており、2023年11月と2024年4月にシンガポールのチャンギ空港で25便(短距離、中距離、長距離)のフライトを対象として実施した実績がある。
 このなかでASFは、IATAが開発した方法論に基づいた監査を実施。予備的結果によると、年間360万トンを超える客室内廃棄物およびケータリング関連の廃棄物が発生しており、その65%が食品および飲料廃棄物であることが指摘された。とりわけ手つかずとなった食事が全廃棄物の18%を占めていることが明らかになっており、フードロス削減の観点で大きな問題となりそうだ。