ウイングトラベル
クルーズ、日本客船に注目
クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018表彰式開催
日本外航客船協会(JOPA)は12月13日、東京都千代田区の海運クラブで「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018」の表彰式を開催した。今回は新たに国土大臣賞が加わったことから、塚田一郎国土交通副大臣が出席したほか、クルーズ業界の関係者が多数来場した。今年は既報通り、グランプリに郵船クルーズが3年ぶりに再開した世界一周クルーズが輝いたのを始め、日本の客船会社による企画が多く受賞したことが注目された。一方、クルーズ商品販売に関する新たな手法や新規需要開拓に向けた取り組みも優秀賞や特別賞に選定された。
クルーズ・オブ・ザ・イヤーは旅行業界の健全な発展に寄与したクルーズ旅行商品、特にオリジナリティーにあふれ、かつ、わが国のクルーズマーケットの拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社などを表彰するもので今回で11回目の実施となった。
JOPA山口会長、「クルーズ旅行が多様化」
クルーズアドバイザーのさらなる活躍を
表彰式冒頭で日本外航客船協会の山口直彦会長は「日本のクルーズ人口が30万人が突破、訪日クルーズも250万人を突破するなど過去最高の状況となっている。日本船は好調に推移。外国客船によるラグジュアリー船や探検船の日本寄港など、外航船の多様化が進んでいる。また、当協会が展開するクルーズアドバイザー認定制度は今年、新たに580人のアドバイザーが誕生し、累計で7970人まで到達した。クルーズアドバイザーの活躍の場はますます広がっていくことになるだろう」と述べた。
ジャパネットの参入など新たな販売手法も注目
国際定期フェリーで若者のクルーズ需要開拓も
11年目で国土交通大臣賞が新設
塚田副大臣「日本発着クルーズの拡充不可欠」
※写真=表彰式冒頭であいさつする日本外航客船協会の山口直彦会長
※写真=表彰式後に記念撮影を行う受賞者、前列中央で表彰状を持つのがグランプリを獲得した郵船クルーズの坂本深社長
※写真=表彰式後の懇談会であいさつする塚田一郎国土交通副大臣