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2024.07.17

ウイングトラベル

★じゃらん、23年度国内宿泊観光旅行は5割

 費用総額7兆9172億円、4割以上が現地消費

 

 リクルートのじゃらんリサーチセンターが調査した観光目的の国内宿泊旅行調査によると、2023年度(2023年4月〜24年3月)に国内宿泊旅行を実施した人は49.5%と約半数だった。新型コロナウイルスの感染症法上の規定が昨年5月から2類から5類に達したことで、昨年は訪日旅行とともに国内旅行が全国旅行支援の効果もあって回復した。
 性・年代別では若年層の旅行実施率が高い一方で、年間平均旅行回数や平均宿泊数は60代以上のシニア層が多く、延べ宿泊数で見ると18~29歳男女、60代男性、70代男性などが多かった。
 都道府県別の延べ宿泊旅行者数が最も多かったのは東京都で、関東や九州などの居住地域からの旅行者が多いが、東北、甲信越・北陸、東海、沖縄は関東からの旅行者が最も多い傾向にある。
 国内宿泊旅行の同行者は「夫婦2人での旅行」が最も高く24.9%、次いで「ひとり旅」が15.9%だった。18~29歳男性では「ひとり旅」が24.9%を占め、同年代の女性は「友人との旅行」が24.5%とトップだった。
 国内宿泊旅行の費用総額は推計7兆9172億円に達した。そのうち42.7%の3兆3773億円が現地消費を占めた。1回の国内宿泊旅行費用で、現地消費額が高いのは18~29歳男性の平均3万1300円だった。